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カード会社はどうやって儲けているのか?

クレジットカードは、現金を持っていなくても買い物ができるので、非常に便利なものです。日本のクレジットカードの発行枚数は、2002年で2億4459万枚。人口の約2倍も発行されています。サラリーマンやOLなら、1人平均3枚から4枚持っているのは当たり前の時代になりました。そして、利用できる場所も多くなっています。デパートやスーパーはもちろん、最近は携帯電話や電気料金の支払いまでカードでできます。ますます、日常生活になくてはならない決済手段になっているのです。

けれども、このカード社会を支えるクレジットカード会社のほうは、どうやって儲けているのでしょうか。それが気になります。儲けのしくみを考える前に、まずカードのしくみを簡単に説明しておきましょう。クレジットカードは、カード会社、加盟店、利用者(会員)の3者がクレジット(信用・信頼)の名の通り、互いに「信用」を基盤にして、取引を成立させています。カード会社は販売店と加盟店契約、販売店は会員と売買契約、会員はカード会社と会員契約をそれぞれ結び、取引を行います。これを「三者間契約」と呼んでいます。

まず、カード会社は申込者のうち、「信用」があると判断した人とだけ会員契約を結びます。その会員がカードを使って加盟店で買い物をしますと、カード会社は加盟店に立替払いします。カード会員が、その買い物代金を「引落日」までに銀行口座に用意することが前提となります。加盟店は「信用」の証として、会員のカード利用代金のうち3~7%程度を手数料(加盟店手数料)でカード会社に支払います。

加盟店にとっては、現金決済ではなくカード決済だと、手数料分だけ儲けは少なくなります。が、「いま、現金がないから買うのはやめよう」というお客の「売り逃し」を減らせますから、結果的に売上げが増えることになります(カードを持っていると、つい財布のヒモが緩むため、その増収メリットは手数料分を差し引いても余りある大きさです)。また、現金客よりもカード客のほうが購買単価が高くなる傾向にあり、その点も加盟店がカードを歓迎する理由になっています。