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IC力-ドヘの対応

セキュリティ性に優れ、多くの情報が盛り込めるICカードの導入は、クレジットカード業界がけん引役を果たしてきました。今後、IC力-ドヘの移行が急速に進みそうです。

IC(Integrated Circuit)は集積回路の一種です。偽造が困難なうえに、これまでの磁気ストライプに比べて大容量の情報を記録することができるため、安全性に富み、より多彩なサービスに応用できます。

IC力-ド先進国のフランスでは、80年にテレホンカードをIC化し、乗車券カードなど多方面で使用されています。日本国内でも取り組みは早かったのですが、カードの盗難や偽造などの不正使用が頻発するクレジットカード業界が早期導入を提唱したのに対し、金融業界はキャッシュカードに対する安全性の認識がクレジットカードほど高くなく、しかもICチップがまだ高価だったことやATMの切り替えなど、費用負担の面でICカード化に消極的でした。

しかし、01年の電子政府構想(e-japan戦略)あたりから金融業界もIC化に乗り出し、01年4月にクレジョトカード業界と同じICカード端末仕様を採用することで、IC化の流れができました。ICカードは、ICカード対応端末が設置されている加盟店では、原則としてサインのかわりに暗証番号を人力するだけで利用できます。従来のクレジットカードは、磁気ストライプの読取装置が市販されているので、安全性に問題がありました。ICカードは偽造が難しく、不正使用率は激減するといわれています。フランスでは、89年から98年の10年間でICカードの不正被害が7割減ったとの指摘があります。